生きていれば楽しいことばかりでなく、悲しいこともある。相反する出来事があっての人生で、楽しいことばかり続く、あるいは、悲しいことばかり続く人生などありえない。喜びも悲しみも繰り返し折り込まれての人生模様。

 

遊んでばかりいて勉強しなければ、テストで良い点は取れず、先生や親から「もっとしっかりしなさい」と叱られる。遊ぶことは楽しいが、勉強することは苦しみでもある。遊んでばかりの子供時代を過ごしていると、知識が蓄積されず、知恵もつかないので、仕事は限られ収入も少ない。

 

1日に1回は、しっかり満腹感を得るように食べる。1日1回は空腹感を感じる。この相反する二つの感情を1日に持つことで健康を保つことができる。満足することと我慢することが繰り返しあって、健康を維持することができる。

 

満腹感ばかりの生活は、長く続かないで体調を崩して長い治療生活が待っているし、空腹感ばかりの生活も、長く続けると体調を崩してしまう。満腹と空腹を繰り返すバランスがとても大切だが、得てして空腹を我慢しないですぐに食べてしまう。

 

スポーツの世界でも、苦しい練習と仲間がいる喜びと、敗北することの悲しみと、勝利することの喜びが織り込まれて、初めてその醍醐味がわかる。どちらか一方に偏ると、それはスポーツする喜びにはならない。