趣味を活かした第二の人生
フランスではマルシェでお買い物をする人が多い。マルシェは、個人の方が出店を出して自作の絵画や食品、農産品、雑貨などを販売する市場のこと。お店を持っている人はマルシェに出店しない。個人が出店するのでお店卸がない分、安く販売できる。
農家の方は直接販売するので新鮮野菜がどこよりも安く販売されている。絵画を趣味にしている人はそれを販売し、アクセサリーを製作する人もいる。それぞれが自分の趣味を活かして商品を製作して販売しているのでそこでしか買えないのも魅力。
僕は料理が好きなので梅シロップや漬物などを販売できるだろうし、家具の制作も雑貨の制作も洋服の縫製もできるので、売りたいものはたくさんある。こうしたことで収入を得る欧米人がいる。生きていることを楽しんでいるように見える。
チョッとした大工工事、左官工事、水道工事、庭作りなどを請け負う人もいる。お金儲け優先ではなく、趣味優先で請け負う仕事が趣味であることが大切。僕たちは仕事と言えば就職だと勘違いしているのかもしれない。フリーランスという生き方もある。