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人口が半減する街

 

2045年、地方の町は人口減少で半減しているところが増えてくる。今から20年後、僕が住んでいる和歌山県も例外ではない。自分が住んでいる有田川町は、今でも高齢者が多く住んでいる。20年後、その人たちはほとんど亡くなっている。

 

独り住まいの家は空き家になり、子供たちは都会で暮らしている。田舎町のど真ん中でも売り家が増えてくる。道も広く、駅にも近い、スーパーは目の前にある空き家でも過疎の町では売れない。買い手の人も高齢で、自分の不動産も処分しようと思っている。

 

都会の不動産は値上がりして庶民が買えない高嶺の花になっているが、田舎ではその反対にタダに近い金額でも売れない不動産になっている。値段は、需要と供給によって決まるので、この傾向は益々強くなる。

 

生活習慣病の高齢者は毎週何度か通院するので医療機関の近くに住むようになる。人口減少で離農する人が多くなり、収入も減少気味。街の中心地にある商店街は寂れたままで、郊外の巨大ショッピングモールは空き店舗が目立ってきている。

 

労働人口の減少で人出が足りないので、どうしてもネットでのお買い物やネット行政サービスに頼るようになり、ロボットやドローン、自動運転によるバスやトラックなどの技術が進むようになる。2045年、デジタルなしでは仕事も生活もできなくなる。

 

デジタルはAIの導入により、より快適で適切な判断が下せるようになっている。医師不足なら初期診断もできるし、処方箋もAIロボットなら24時間働いてくれる。ただ、僕たちはそれを使えるパソコンやスマートフォンのスキルを身につけねばならない。

 

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