政治と宗教の話はご法度
営業マンはお客様と接するとき、「政治と宗教の話だけはしないように」とアドバイスされる。お客様の意見を伺って、自分はそうではないと話すだけで契約が取れないこともあるからだ。熱心な政党支援者や信者の場合、自分の考えは正しいと信じ切っているので相手の意見を受け入れる余地がない。
人は自分が正しいと思っていることは相手から少しでも訂正されることを嫌う。宗教は、他の宗教を否定することが多い。その土地に根付いている宗教は冠婚葬祭に必須なので、否定されれば文化を否定されたように思われ嫌われる。自分が信じている宗教も故郷に根付いている教えだろうからお互いを尊重した方が良い。
かつて連合赤軍は、自己批判として仲間を次々に殺害していったことがあり。リーダーは自分の意見に異を唱える仲間を異端者として殺害している。相手の意見を受け入れることができない人は多く、相手を責めることで自分の立ち位置を守ろうとするが、それは大きな間違いで苛めでしかない。
世界をリードする立場の政治家にも自分の考えを信じるあまり、異を唱える人を殺害している。自分の子供に自分の考えを押し付ける親もいる。自分の部下に自分の意見を受け入れるよう強制する上司もいる。相手は自分と違うのだから、違う意見を持っていても当たり前だと思える人でいたいものだ。