高齢になるほどチョッとしたマナーが大切
71歳にもなると、職場ではほとんどの方が僕より年下になり、皆さん気を使ってくださる。社長ということもあるが、礼儀を尽くして対応してくださる若い方の態度に慣れて、それが当たり前だと思わないようにしている。
若い人にこそ、失礼のないように謙虚な姿勢で接し、彼らに感謝していることを言葉や態度で表すようにしている。年上の人が年下の人に優しくするのは当然だと傲慢な態度をとるご高齢の方に出会うことがあるが、それは本末転倒だ。
年上の人は尊敬に値する態度や経験があり、若者があんなご老人になりたいと思うからこそで、尊敬に値しない人に優しく接する必要はない。ガサツな態度、傲慢な物言い、怒鳴る高齢者、反省するのは若者ではなく高齢者の方。
残り少ない人生だからこそ、生きていることに感謝して若者を大切にしたい。彼らが高齢者を守りたいと思っていただけるように精進していきたい。他人を責めるのではなく、反省すべきことや抑えるべきことがないか気を付けるようにしている。