年寄りは話しが長い
お話好きな方の話が年々長くなっていることがあります。昔は1時間程度だったのに2時間、3時間も話し続けても平気で、聞く方がしんどくなってきます。しかも、話の内容は自慢だったり説教だったり、同じことを繰り返しています。
これは老化により、脳機能、特に前頭前野が低下していることに原因があり、誰に対してどこまで話をしているのかわからなくなっています。しかも、相手がこの話にどんな反応を示しているのか?空気が読めない状態になっています。
また、ひとりになることが怖い方も話好きで、絶えず話していないと不安になってきます。自慢話も自分をひとりにしないでほしいという願望からきています。寂しさを感じたくないので自分をアピールしがちですが聞いている方は相手にしたくないと思ってしまいます。
老いては子に従えということわざがあるように、老いてからは話をできるだけ短くすることにし、若い人たちの話をよく聞いて説教せず、うなずく程度で充分です。自分が生きた時代と若い人が生きている時代は価値観が違うので否定しないことです。
「沈黙は金、雄弁は銀」ということわざにもあるように、下手な雄弁は相手を不愉快にしがちです。黙っている方がより説得力があることを知って、相手の話をよく聞いたり、沈黙の時間を大切にしてみたりしてください。静かにしていることも大切です。