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カッコ悪く生きていく

 

芸能人のようにカッコよく生きてみたいと思うが、彼らはカッコよく見せるのが商売なので、見栄をはってでもカッコよく見せようとする必要がある。内実は、借金だらけ、酒浸り、感情的、浪費癖、浮気癖、マウント癖などゴシップだらけということも多い。

 

庶民は、最初からそんなにカッコよくない生き方をしている。子供から、カッコ悪いと言われ、友達からダサいと言われ、上司からのろまと言われて生きているのが普通。少ない収入で高価な物は買えない。我慢するしかないということも多い。

 

僕は、小学校の校長先生から、「君のような継ぎはぎだらけのズボンをはいている生徒は久しぶりだ。」と言われるほど貧乏だった。草野球の友達といっしょに駄菓子屋に行っても、お小遣いはなく買っているのを見るだけだった。

 

贅沢などできるはずもなく、ただ貧乏に耐えている日々だが、それでも幸せを感じていた。かっこ悪い生き方でも充分幸せだった。無理してカッコよく見せる必要などない。いじけることなく、自分らしく、置かれた環境で生きていた。

 

他人がどんな口出しをしても何の責任もとらない。ただの傍観者の私見でしかない。自分が満足していれば、それで充分なのに余計な口出しをしてくる。傍観者の口車に乗らないでカッコ悪くたって自分の生き方をつらぬけばいい。

 

 

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