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可愛さ余って憎さ百倍

 

付き合っていた人と別れ話が出て、別れたくないと思っていれば、悲しくなって落ち込むのが普通の人ですが、反対に、どうして別れなくてはならないのかと憎さが増して暴力をふるうようになる人がいます。

 

相手を自分の思うように扱えると思い込んでいるため、自分の思いと違った行動に出ると狼狽して暴力的になり、自分に従うように強制する。思い余って暴力的になる行為は許されるものではありません。

 

もともと、赤の他人同士が惚れあっても、すぐに消え去ることもあり得ます。他の人を好きになることもあれば、いつまでも惚れあっている人たちもいます。継続するにはお互いに尊重し成長する必要があります。

 

惚れている間は相手のことが許せても、惚れ薬がなくなれば別れたくなります。惚れさせていくには、いつも惚れ惚れとさせる必要があるのです。優しさ、逞しさ、いたわり、献身的な態度…お互いに必要です。

 

別れ話が出るということは、それらがなくなっていった結果だと思って、素直に受け入れることです。反省すべきは、相手ではなく自分自身です。そう思えば、憎しみなどわいてきません。

 

 

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