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お山の大将は、部下思いでなければ成功しない

経営者が好んでいる読み物に戦国時代に関する武将の物語がある。経営者は自分をお殿様と照らし合わせている。配下の武将の寝返りは、ライバル企業に転職する社員だろうし、ライバル企業とのし烈な争いは、戦国武将の国盗り合戦と同じ。

 

ジッとしていれば敵の武将に攻められるし、こちらから攻めれば裏をかかれることもある。同盟や密約は企業間取引だろうし、人質は出向が当てはまる。そんな戦国時代に天下統一を成し遂げた徳川家康は、部下思いで、自己の健康管理に厳しく、無謀なことはしない。

 

時が来るまで待つこともできるし、優秀な人材の引き抜きもできる。情報を集めて、自己判断におちいることを避け、部下の意見を尊重する。俺についてこいではなく。みんなで分かり合えば怖いものなしという態度。

 

社長だから何をしても良いのではなく、社長だから社員のために何ができるのかを考える。会社の方針は、皆が納得するまで煮詰める。傲慢でパワハラやセクハラをする武将が朽ちていくように、社長もそうしていれば会社は朽ちていく。

 

企業経営は哲学だと思う。数字で判断されるが、数字を作るにはデータばかりでなく、人となりの在り方が大きく左右される。企業トップとして、如何にあるべきかを問い詰めれば、自己の成長が会社の業績につながると理解できる。

 

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