高収益企業は何が違うの?
1杯100円で飲める珈琲もあれば1杯600円以上もする珈琲もある。僕はスターバックスの珈琲が大好きだが、その珈琲1杯でうどんが食べられるほど高額。京都には「瓢亭」や「吉兆」など、有名な料亭があり、昼ごはんを頂くと一人1万円から2万円はするが、人気で多くの人が利用している。日本製の腕時計より欧米製のアナログ式腕時計が欲しいという方は多い。
高額だがお客様がその商品やサービスが欲しいと思わせる魅力を持っている企業の業績は良い。その企業の商品やサービスは、お客様ご自身が語り継ぐほど魅力的で、口コミによってその魅力は広がり販売につながっていく。企業も、そうした魅力をアピールしており、その商品の開発物語や創業者の思い入れをCMに流したりパンフレットに書き込んだりしている。
こうしたブランド戦略が明確で、こだわりを捨てることなくこだわり続けていることがブロンドの魅力を増していく。安い商品やサービスを提供している企業は、お客様の我慢を伴っているので、お客様がとりあえずこれで我慢するが、できればもう少し良いモノが欲しいと思わせている。安さをアピールしているので従業員の給与も安くしないと経営できない。
安さを追求している企業はオンリーワンしか生き残れないが、高級ブランドを持っている企業は幾つも生き残っており、商売をするなら高級ブランドを狙って商品開発やサービスを提供するように経営した方が良いと僕は思っている。安さだけでは生き残れないが、こだわりは幾つもアピールできて、それぞれにお客様が支持してくださる。景気が上向いてくるとこうしたこだわり企業が伸びてくる。