人付き合いの距離感
初対面の人になれなれしい態度をとれば嫌われる人と好かれる人がいる。多くの場合、初対面の時は誰もが慎重になるので警戒しがち。そんなときになれなれしくすれば、嫌われてしまう。最初は、自己紹介やお天気などの話題で相手の出方を探ること。親しくなれそうな人とそうでない人を見極めることが大切。
初対面でなれなれしい態度をとっても嫌われないときは、その人が有名人や相手に何らかのメリットをもたらす人の場合で、そのメリットを手にするためになれなれしい態度を許している。メリットがなくなれば一瞬にして嫌われる。相手の自分に対する印象を考慮しながら付き合うことが大切。
こうした配慮におかまいなくズケズケと入り込んでくる人は、自己主張の強い方で「聞いて、聞いて!」という態度があからさま。こうした人は多くの場合、嫌われて相手にされなくなる。親しき中にも礼儀ありなのだが、自己主張が強く、相手も同じペースで同調してくると思い込んでいる。
場の空気感が読めないで自分のペースだけで長話したり、ガツガツ願い事をしたり、求めていないのに相手にたくさんアドバイスしたりする。僕は、ほとんどの場合、相手の話をよく聞くようにしているので、自分から話すことはない。相手の方が自己主張の強い方だと距離を置くようにして深い付き合いはしないようにしている。
人付き合いの基本は、相手の話をよく聞くことでたくさん話すことではない。なれなれしい態度だと感じられるような行為はつつしむ方が良い。自分が好意でやったことでも、相手には迷惑なことがたくさんある。いつも、自分の好意が相手に好かれると思い込んでいるのはよくない。