熊野詣(熊野本宮大社)
世界遺産となっている熊野古道は、熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の3つの神社を巡る街道で、伊勢神宮からの伊勢路(いせじ)、高野山からの小辺路(こへち)、田辺から串本を抜けていく大辺路(おおへち)、田辺から山道を抜けていく中辺路(なかへち)があります。
はじめて熊野古道をトレッキングされる方は、山歩きの服装と手袋(軽防水仕様)、靴底が固いトレッキングシューズ、坂道などで助かるストック2本(杖)、水筒、日よけの帽子、地図(観光センターで無料配布)、緊急医療品(虫よけ、虫刺され、シップなど)、タオル、ゴミ袋、飴やチョコなどの軽食、時計など必要です。
まったく初めての方は、車やバスで熊野本宮大社まで行ってください。河川敷など整備された無料駐車場があります。そこから歩いてすぐに世界遺産熊野本宮館(観光センター)があるのでそこがバス停になっています。3番乗り場のバスが、発心門王子までのバス乗り場です。運賃は乗車時にチケットを取り、降車するときにペイペイ(片道ひとり470円)で支払えます。
発心門王子迄のバスは、朝7時20分から1時間ごとに12時まであります。その後は、13時46分、14時57分で最後です。日没を考慮すれば、最後のバスでトレッキングすると熊野本宮大社につく頃は薄暗くなっています。また、バスの運行は、冬場(12月から3月)は本数が少なく、夏場(4月から11月)は増えます。
そこから熊野本宮大社までの熊野古道が初心者コースでゆっくり歩いて3時間のトレッキングコースです。のぼりやくだりもある山道なので7㎞ですが、街歩きとは疲労度が違います。途中、いくつか休憩所やトイレもあるので休みながら歩いてください。自販機は壊れているので飲み物は買えません。
発心門王子まで車で行ってバス停の近くに無料で駐車できるスペースはありますが、そこから熊野本宮大社まで往復すれば、往路は3時間でも復路はのぼりが多いので4時間ほど見込んでおく必要があります。往復7時間14㎞の行程ですが、お弁当が必要になるので持って行ってください。