2023年 明けました(^_-)-☆
コロナウイルスの蔓延、ロシアのウクライナ侵攻、値上がりする物価、忍び寄る不景気、読まなくなった書籍や新聞、出さなくなった年賀状、見なくなった紅白歌合戦、乗らなくなった車、食べなくなったおせち料理、やらなくなった忘年会や新年会…たった2~3年で世の中がひっくり返るほどの変化です。
若い人は、こうした変化に巧みに対応してデジタル社会に適応していますが、高齢者は戸惑うことがたくさん。マイナンバーカードを取得しておかねば診療も免許書も行政サービスも受けられなくなりそうです。お買い物すらアプリやスマホ決済です。音楽を聴くにもレコードからファイルに変わっています。
ただ、昭和生まれの高齢者でも、若い頃にたくさんの変化を観て適応してきました。がれきの町で遊んでいたのに急激な宅地開発で、土管を遊び場にしていました。ダンプカーを見て車社会の変化を感じました。テレビを観て都会に出てみたいと思いました。インスタント食品を食べて美味しいと思いました。
社会の変化に取り残されているような老人を見て、面白がっていた子供だったのに、今ではしっかり老人です。昔はよかったと言えるのは、当時は若く、友達といっしょに社会の変化に適応するのが面白くカッコよかったからです。あの頃のワクワク感がなくなってしまうと老化するのでしょう。
老体でも、興味をもっていろいろなことに挑戦してみると若い頃のあのワクワクした気持ちを取り戻すことができます。山登りでもトレッキングでもひとりで挑戦すればいいのです。何しろ、若い頃の友達は近くにいないのですから。わからないことを若い人に聞くのは恥ずかしいですが、老化防止です。
いつから着ているのかわからない洋服で山登りに挑戦し、やっとの思いで登り切った山頂で、古めかしいテント地のリュックから出した魔法瓶から暖かいお茶を飲み、ひとりニヤニヤして景色を眺めて悦に入っている老人を若い人は軽蔑するどころか敬意をもって挨拶してくれます。