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減収減益でも昇給する

 

今年の業績はコロナ禍ということもあり減収減益だった。第6波や第7波は予想以上に大きく年末の第8波も第6波以上になってきている。ワクチン接種を積極的に行っているので重症化は少ないが、それでも人々は慎重にならざるを得ない。

 

また、ロシアのウクライナ侵攻で諸物価が異常な値上がりをしており、人々の生活は苦しくなってきている。企業経営の観点からすれば、減収減益のときは昇給を控えるのが常識だが、僕は最近としては稀な大幅昇給を行った。

 

贅沢せずに剰余金を積み増してきたことで、まさかの時に出費できるゆとりがあることも幸いしていた。会社経営は、何があっても社員の生活を守ることが優先される。そうしなければ社員の方々は生活苦の中で労働意欲を失くしてしまう恐れがある。

 

会社は、社員の皆さんとのチームワークで成り立っている。皆で稼いだお金は、しっかり蓄えてまさかの時に備えるのが僕の経営哲学で、投資するのはかなり慎重だ。経営していれば好不況の波はかならずある。うろたえないように日頃から備えている。

 

儲からない会社の場合、チームワークが乱れて社内の不満が蓄積され、誰も本気で働こうとしない。そのため業績は下降するばかり、愚痴や不満が渦巻き、自分が業績を下げているとは思っていない。残念だが、こうした状態では倒産していくしかない。

 

僕の会社の社員は、それぞれが精いっぱい働いてくださっており、おかげでしっかり蓄えることができるようになった。彼らも愚痴や不満を漏らしたいことがあっただろうに、それでも精いっぱい働いている。そのことに感謝しお応えするのは僕の務めだろう。

 

社員の方は、自分が働く会社の業績向上のためにベストを尽くす。好循環が生まれれば業績も上昇しだすし昇給も可能になる。昇給できないのは経営陣の怠慢だと思っていても昇給はできない。会社で働く全員で頑張るしか昇給するすべはない。

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