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国家対国家の縄張り争い

 

人類20万年の歴史で、戦争がなかった時代はないらしい。食料を求めて戦争し、宗教の違いから戦争し、領土の奪い合い、人種の違いから戦争をする。戦争はホンの些細なことから始まるが、民衆が戦争を肯定し応援することで被害は拡大する。兵士の数より兵器の質が勝敗を決める時代になった。

 

日本は平和憲法を維持する稀な国家だが、非暴力・不服従を訴えた建国の父ガンジーを持つインドですら今では核武装して戦争を放棄していない。隣国からいきなりここは俺たちの領土だと軍を派遣して軍事力で侵略されれば黙って見過ごすことはできない。武力に対抗できるのは武力ということになる。

 

日本は、戦争を放棄しているので、隣国からすれば、どんなことをしても対話で解決するしか手段を持たない国家。安心してミサイルを撃ち込んで侵略まがいのことをしても、日本の領土の島に軍事基地を作っても、民間の開発がすすんでも対話で解決するしかない国なので安心して侵略もできる。

 

かつて山本五十六は、国家が軍隊を持つのは外交で舐められないためであり、戦争をするためではないと言ったそうだが、現実は21世紀になっても変わらない。安保によって日本はアメリカに守られていると思っているが、他国から攻撃されてもアメリカ議会で承認されなければ日本を守る必要はない。

 

日本は防衛力を高めるために予算を上げるそうだが、迎撃ミサイルやドローン兵器にしても国産化できていない。仮想敵国に舐められないように軍備増強するそうだが、敵基地攻撃可能な軍備を持つなら軍隊だろうが、自衛隊と名乗っている。どうやら憲法や法律を見直す時期なのかもしれない。

 

ちなみに僕は各国が軍備を持つのではなく、国連軍に一括して軍隊を持たせ、野蛮な行為をする国を懲らしめる方が安上がりだと思う。ちょうど、国内では警察が違反者を懲らしめるように、各国は警察だけにすれば独裁的な政治家は軍隊を動かすことはできない。世界は統一した方が良いと思う。

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