ネットが仕事や生活を変える
僕たちはスマホやパソコンでお買い物をするのが当たり前になった。これまではお店に行って、商品を手に取って確かめ、試着してから購入していた。今では、ネットで購入してサイズなど気に入らなければ返品交換することもできる。しかも、送料無料のサービスまである。そのため、大規模ショッピングモールが閉店に追い込まれるようになった。
同じように、仕事面でもテレワークが導入され、それに慣れるようになってからはテレワーカーが増えてきた。渋滞や混雑した電車通勤に悩まされることなく自宅で仕事をすることが便利で快適だと感じるようになった。そのため、オフィス需要が減少し、従業員一人一人のスペースがオフィスに必要としなくなった。
販売員、営業マン、店員など、これまで対面で仕事をしていた人がネットやロボットの活用によって必要なくなり職場を追われるようになった。事務所、店舗などが縮小されるようになり、従来の仕事がなくなりつつある。代わりに、デジタル関係の仕事が増えており、こうしたスキルを持った人の採用が増えている。
仕事部屋がある自宅、ネット環境が整っている環境、クラウドを活用した仕事、セキュリティーの基礎知識、デジタルを駆使した仕事などができる人がテレワーカーとして必要な時代になった。仕事帰りに仲間と一杯することもなくなった。居酒屋に行ってもタブレットで注文して配膳ロボットが来る時代になった。
昔を懐かしんでいる時代ではなく、今はデジタル時代に備えて知識を深め、スキルを磨いておく必要がある。まだまだ働きたいと思っているご高齢の方は、体力的には若者に劣っても知力ではまだまだ勝負できる。それに経験が豊富なのだからデジタル知識とスキルを身につければまだまだ現役でバリバリ働ける時代になった。
僕自身70歳を前にしてデジタル知識があればこそ仕事をやっていられる。本社が池袋にあるのに田舎で仕事ができるのもデジタルスキルがあればこそ。いくつになっても脳細胞は活性化できる。やろうと思えばいつでもできる。中途半端なスキルと知識で満足するのではなく、いつも挑戦者であるべきだ。