コロナ禍はいつまでも
コロナウイルスが感染しだして3年目の2022年度はかつてないほどのコロナの感染拡大になっている。さすがに3年も続くと世界中で感染予防のための生活の仕方や働き方が大きく変化している。密閉・密集・密接を避ける3つの基本が徹底され、開放的な空間、人が集まることのリスク、人と近くでいることのリスクを避けることが当たり前になった。
お買い物でお店に行くと感染する、窓口で対面対応すると感染する、現金で支払っておつりをもらうと感染する、混雑している場所にいると感染する、皆が集まって食事や談笑をすれば感染する、通勤電車に乗ると感染する、営業に行くと感染する、会合を開くと感染する、オフィスで仕事をすれば感染する…こうしたリスクを抑えようとしている。
そのため、ネットでお買い物をする、ネットで窓口業務を済ませる、スマホ決済でおつりをもらわない、オンライン飲み会や帰省、ネットでの営業や会議、テレワークの徹底、居心地の良い郊外で部屋数の多い家に引っ越す、通勤電車に乗るのは月に数回に抑える、レストランや居酒屋には行かないで出前を頼む、旅館よりアウトドアを楽しむなどに変化した。
ネットがより浸透して、普段の生活でも仕事でも活用されるようになり、便利さとリスク回避で皆が使っている。都内のワンルームで暮らして通勤するのが当たり前だったのに、郊外で暮らして仕事部屋を確保するのが当たり前になりつつある。マンションや戸建ての間取りもこうした生活に合わせるかのように変化している。ネット環境のない場所で人は暮らしていけない時代になりつつある。
こうした流れは世界中で起こっており元に戻ることはない。むしろ、こうした流れは加速してバーチャルな世界が広がっていく。移動はドローンの無人タクシー、家はAIが家族の健康管理や家具や電気器具の管理などもするようになる。仕事はアバターが自分の代わりになり会議や営業に出席する。勤務時間ではなく業務の達成度でAIが判断して賃金が支払われるようになる。