僕は親のアドバイスに従う生き方をしてほしくないので、子供たちにはお父さんはお金を出しても口は出さないと言っている。つまり、使いたいだけ資金は提供するが何に使うのかは聞かないようにしている。

 

人は信用されると自我が芽生えてくる。自分は何がしたいのか？そのために何が必要なのか？失敗したらどうしよう？これで本当にいいのかな？…しかし、親が決めれば言いなりになるだけで自立心は養われない。

 

僕は父親には反抗的で親のアドバイスはほとんど無視していた。それでかなり暴力を受けたが、いつか反対に暴力で仕返ししてやると思っていた。親子なのにお互いに嫌っていた最悪の関係だった。

 

親が自分の信じるものを強要したり、これが正しい道だと強制したりしても子供には子供の生き方があって当然だし、それを尊重しなければ子供は自立できない。つまり、イイ子でいる必要はない。

 

自分がそうだったように子供はたくさん失敗し、そのたびに反省してもまた別のことで失敗することで成長するもの。親がどんなに先がわかっていても、子供自身が自分一人で挑戦して悩み、苦しんだことは身につく。

 

いつまでもお互いに笑いあえる間柄でいたいと思うなら、子供は自由に生かせること。ゲームばかりしていても、部屋に閉じこもってばかりしていても、子供はしっかり考え成長している。