若い頃、何か理不尽なことをされると冷静に対処できたのに、年取ると感情的になり怒りがこみあげて相手にぶつけてしまう。チョッとしたことでも気に入らないことがあると腹が立ってしまい、いつまでも怒りが収まらない。

 

傷害により検挙された65～69歳の高齢者は、10年前と比べて約5倍も増加しており、同じく70歳以上の高齢者は、10年前と比べて約11倍でした。この10年で5倍もご老人が増えたわけではないのです。

 

高齢になると脳の前頭葉が収縮して、判断力や感情の抑制力が低下しますし、ホルモン低下や認知症でもイライラします。孤立すると、承認欲求が満たされずストレスをためることもあります。

 

68歳の僕もこうした自覚症状があり、解決策として日々の散歩、サーフィンなどのスポーツ、新しいことを絶えず学習する、新しいレシピに挑戦する、新たな出会いを大切にする、オシャレを楽しむなどやることを増やしています。

 

趣味がない、することがない、身体を動かすのが面倒、食べるだけで料理には興味がない、インスタントやお惣菜だけの食事、勉強するのは避けている、新しいことに挑戦しようと思わないなどはイライラを募らせる要因となります。

 

血液がドロドロで血管が詰まってくると感情が抑制できなくなり、怒りっぽく涙っぽくなりますし放置すれば脳梗塞になります。野菜をしっかり取らないで肉や揚げ物が多い食事をとっている方も要注意です。