ITスキルがビジネスを変える
農家の方は作物を育てるのが大好きです。形の良い作物を育てたい方、美味しい作物を育てたい方、化学肥料を使わない無農薬野菜にこだわる方、堆肥にこだわる農家の方、本当に熱心ですが商売は全くダメで儲からない。まるで本田技研の創業者 本田宗一郎を見ているようです。
こうした熱心な農家の方の悩みは、どんなに素晴らしい農作物を育ててもJAに卸せば、他の農作物と一緒になり価格も市場に左右されて、苦労して取り組んだ分の費用がまかなえず卸せば赤字になることです。そこで自分で販売することを選択しますが、なかなか売れずに困っています。
メールしてもメールを開いていない、ホームページは更新されていない、販売サイトがない、お問い合わせは電話番号のみ、儲からないと真剣に悩んで相談されます。今の時代は、電話よりメール、直販はお店よりネット販売、商品は小ロットでお試しができること、注文すればすぐに受注の確認メールがくるのは当たり前です。
ショピングモール、レストランやホテルへの営業はメールやお問い合わせサイトから、電話や直接売り歩く営業は時代遅れです。動画によるアピールをユーチューブにアップ…こうしたサイトの運営にはまったくタッチせずに、ただひたすらより素晴らしい作物を育てることに必死です。それでは赤字になっても当たり前なのです。
僕は「パソコン教室わかるとできるを」運営しており、その教室でお勉強して自分の力でこうしたデジタル営業・ネット販売に挑戦してほしいと思っています。必死になって向かうのは田畑ばかりではありません。これからの時代、ITスキルが農家の方の生き残りをかけたツールになります。