英国で1839年に発表されたエドワード・ブルワー＝リットン卿作の戯曲『リシュリュー』の主人公の言葉です。言葉の暴力は、身体への暴力より勝るという意味にも取れます。ネットの書き込みに悩んで自殺した若者もいます。

 

僕は若い頃、ある団体の幹部の方に「誰がおまえなんか推薦したんだ！」と言われたり、「おまえ、無間地獄に落ちるぞ！」と言われたり、「一生、呪ってやる！」と言われたこともあります。半世紀近く経っても、こうした言葉は頭から離れません。

 

何の事情も聴かず、しっかり調べることもなく、一方的な言葉を信じていきなり厳しい言葉を投げかけられて驚くことがあります。思い込みだけの他人の評価は、その人を生涯苦しめることもあるので注意したいものです。