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過ちては改むるに憚ること勿れ

 

あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ 論語です。過っていると思えば、ためらうことなく改めましょうという戒めです。過去の慣例だからとか、今までこれでやってきたとか何も考えないでやってきたことが良いとは限らず、おかしいなと思ったらためらうことなく改革すればよいのですが改めるのは容易ではありません。

 

一流企業に就職できたのだから一生安泰だと思っていたのにリストラや減俸、鉄道会社が運賃収入の赤字を埋めるため不動産事業に積極的、居酒屋が肉屋に業態転換、銀行で通帳を作れば1000円以上支払うなど、企業は生き残りをかけて必死になっていることがよくわかります。

 

こうした変化についていけない従業員もいて反抗勢力になり、業績をさらに悪化させることもあります。自分たちはこれまでやってきた働き方しかできないと執拗に主張します。会社がそれで赤字になっていることに気が付きません。経営陣は、こうした従業員一人一人に会って説得していく必要があります。

 

管理職はついつい説得しても、相手が納得する説明を疎かにしがちです。部下が納得していないのに、説明をしたから大丈夫だと思い込んでいます。現場に行くと上司の指示が何もなされていないなどということはよくあり、上司は激高していますが、それは間違いです。感情的にならず相手が納得するまで解決策を話し合うことです。

 

そこまでやれば、できない社員は納得して辞めていきます。そこまでやらなければ、できない社員は反抗的になって社内に残り、他のスタッフにも反抗的になるよう勢力を広げてしまいます。管理職にある者は上司からの信頼を得るために、部下の信頼をえなければならないのです。

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