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会社の評価が変わった

 

企業活動の基本はしっかり儲けて儲けを次の投資や給与に吐き出すことだった。会社に現金を貯めることはバカのすることだと思われていた。昔は、会社に残しているお金に税金をかけていたぐらいだ。会社は儲けに対して税金を支払っているので、残しているお金にも税金をかけるのは二重課税ですと説明してなくしてもらった。

 

内部留保金課税があると、経営者は節税対策をする。不動産を所有したり、高級車を社用車にしたり、豪華な本社を構えたり、株や債券投資を試みたり、航空機など高額リース投資をしたり、高額な保険に入ったり、豪華なリゾート会員権を購入したりして会社の利益をできる限り少なくする。

 

借金して事業を拡大する経営者がもてはやされ、慎重で手堅い経営者は逃げ腰だと評価された。自己資金の何倍もの借金をして売上を伸ばす経営者が表彰されていた。それが、コロナウイルス以後、まったく違って、内部留保金(会社に現金を貯めているお金)がある企業が生き残り、さすがだと褒められる。

 

家族で考えても質素倹約に努め、貯金していればまさかの災害や病気に対して、しっかり対処することができる。しかし、まったく貯金なしではどうしようもない。僕は内部留保金課税があるときから絶税対策をせず、しっかり納税して会社の利益を少しずつ貯めてきた。何が起こっても社員や加盟校を守るため。

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