DX(デジタルトランスフォーメーション)
生活や仕事をIT化(デジタル化)することを指している言葉です。多くの人がやっていた仕事をIT化して少人数でしかも短時間で処理できます。例えば、メーカー→中間卸→地域の卸問屋→小売店→消費者という流通では、それぞれに経費が上乗せされるので販売価格は高いですが、ネット販売ならメーカー直販で安く販売できます。
通勤電車に乗ってオフィスに通う仕事の仕方もIT化して在宅ワークで行うようになり、会社は通勤手当を出す必要がなくなり、社員全員分の広さのオフィスが半減以下になり、都心に置く必要もなくなり、家賃の安い場所に引っ越ししています。その分、会社の利益が出るのでテレワーク手当など福利厚生に反映できます。
誰でも気軽に食べられる寿司店を目指して回転すしを考え、予約はスマートフォン、注文はタブレット、会計はスマホ決済などでレジ待ちをなくすことが出来ます。寿司職人がカウンターで握ってくれる寿司屋では提供できない低価格が実現し、多くの方が利用するようになりました。
今後、5Gになれば動画配信サービスがより活発になり、テレビ会議がスムーズに行えるようになり、無人運転の反応が早くなります。戸外で動画を見ながら生活したり、仕事をしたりすることが当たり前になり、働き方や生活の仕方が大きく変わります。無人の販売店や工場なども稼働してきます。
行政のIT化、医療分野のIT化、教育のIT化、エネルギー分野のIT化、車のIT化などまだまだ遅れている分野はあります。こうしたIT化の総称がDXですし、この分野でのあたらしい仕事が生まれています。デジタルは新しい専門分野ですのでしっかり勉強する必要があり、ITスキルを高めた人から安定した仕事に就けます。