この親ありて、この子あり
「この親ありて、この子あり」 と言われるように、親の態度を見ていれば、そのお子様の態度もおのずからわかるという。外づらがよくて、あんなに立派な親御さんなのに、どうしてあの子はあんなことをしたんだろうねエなどと言うことがある。
子供に食事を与えれば成長するが、しつけと称してキツイ言い方をして子供の心を傷つけていれば反抗するばかり。親の愛情を感じなくなった子供は親の期待を裏切ることしかしなくなる。しかし、キツイ言い方はしっかり子供に受け継がれている。
反対に、子供に対してキツイ言い方をせずに愛情を注いでれば子供はすくすく育っていく。ただし、子供は親の態度を見て育つので子供の前でどのような振る舞いをしているのかが大切になる。親の愛情はしっかり子供に受け継がれている。
子供の前で夫婦喧嘩をせず、粗暴な態度を見せず、狼狽せず、慌てず、騒がず、笑顔を絶やさず、優しさを失わず、疲れたと言わず、勉強しているところや働いている姿を見せて生き方を行動で示してあげることが大切になる。
僕自身は言葉で子供をしつけようと思わず、自分の態度で子供が自分の生き方を見つけてくれれば良いと思っている。少し遠回りするもよし、挫折するもよし、後悔するもよし、生きてさえいればそれが糧となって活きてくる。
親として自分の子供として生まれてきてくれたことに感謝し、どんな生きたをしようがただ子供たちが生きていることだけで幸せだと思う。会えば嬉しくなるが、その喜びを少し隠して偉ぶらず、笑顔で接するようにしている。