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裏金貰って減俸補填

関西電力では、高浜町の元助役から、約3億2千万円分の金品を受け取っていた。2010年、カットした役員の報酬の一部を、退任後に最近まで補塡(ほてん)していた。東電では、想定以上の津波が何度か想定されたが無視され続けた。電力会社や政府、自治体の原発ありきの方針が事故を招いた。

 

企業は営利団体なのでお金儲けには目がない。儲かると思えば、企業トップみずから違法なことでもやってしまう。そこには人間の愚かさや浅はかさが見えてくる。儲けさえすれば何をしてもバレなければ良いという風潮はこの先もなくなることはない。人の心には天使と悪魔が共存している。

 

自分の利益のためだけに生きるのか、会社の利益のためだけに生きるのか、この地域の利益のためだけに生きるのか、この国の利益のためだけに生きるのか、人類の利益のためだけに生きるのか、この地球の利益のためだけに生きるのか、それによって言動は変わる。利益の輪が小さいほど不利益を被る人が増える。

 

人の器の大きさは儲けた額で決まるのではなく、その人の目に見えない利益の輪の大きさで決まる。

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