このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

大切なもの

 

会社経営者として40年以上が過ぎた。多くの人と出会い、多くの人に支えられて会社は大きくなり経営者としての評価は良くなっていった。会社経営は赤字では成り立ったない。常に黒字を目指して働いてきた。でも、それはこの会社で働いてくださる人々やお客様をいつも幸せにしようと努力した結果でしかない。

 

この会社が大好きで頑張ってくださる人がいる。この会社はどうでもよくて働いている人もいる。この会社に幻滅して働いてくださっている人もいる。この会社でハラスメントを受けて、それでも働いてくださっている人もいる。僕はそのすべての人に感謝し、幸せにしたいと思って働いている。

 

人生の貴重な時間を、ご家族やご両親の期待を受けて働いてくださっている人を笑顔にしなくてはと思う。悲しみや憎しみを持たせてはならないと思う。どんな人にも素晴らしい人生があり、どんな人にも素晴らしいハートがある。僕は、すべての人を愛し彼らのために頑張ってきた。

 

会社に幻滅して退職していった人にも会い、今でもその人たちを応援している。社長が謝ることではないですと言ってくださるが、その会社のトップである以上、幻滅させた責任があると僕は強く思っている。使い物にならない人などいない。使えない上司がいるだけだが、その上司も頼りにされている家族がいて精いっぱい働いている。

 

人は誰しも良い面と悪い面を併せ持っている。悪い面は皆で助け合い許し合い、良い面は皆で褒め合って働ければどれほど嬉しいことだろう。どれほど幸せなことだろう。大切なものはいつも目に見えない愛情や優しさ。思いやりから出る笑顔や許し。人は誰しもぬくもりがあり温かい。その人の温かさを忘れず働くこと。

« »