その食材 危険
1食500円程度で食べることができるファストフード店や飲食店は嬉しいが、どうしてこんなに安く提供できているのだろう。そこで使われている食材はどこからやってきて、どのように作られたものなのだろう。地元の産直市場やスーパーでいつもお買い物をして自分で調理している僕はあんな値段で提供できない。
大量生産で安くなっている海外産牛肉や豚肉などは、成長ホルモンや抗生物質を与えて糞尿まみれの中で育てている。急激に成長した牛や豚、鳥などは立っているのがやっとで病気になってもよくわからない。死んでいないものはすべて安全だと食肉に加工され世界中に出荷される。
農薬もほとんど要らない遺伝子組み換え作物は大量生産に向いている。食品メジャーによって管理されている作物は安いが、どこまで安全なのかは誰にもわからない。安さゆえに世界中に広まり、何百年と作り続けてきたこれまでの農家の方の生活を破壊していく。安全で栄養豊富な食材がドンドン消えていく。
先進国では糖尿病などの生活習慣病が大人だけでなく子供にまで広がっているのに、食材の安心、安全にはあまり関心がない。安いし大手チェーン店で売られているから安心で安全だというのは間違っている。病気になるまで安い食事で済ませても、その後の治療代で新鮮な食材を食べるのと同じ費用が掛かる。