このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

売上至上主義から身の丈経営

 

昭和の時代、経営者はどんなに借金してでも売り上げを伸ばしたいと思っていた。高度成長、人口爆発、社会人の爆発的増加など経済にとって良いことばかりの時代。いくら借金してでも売り上げを拡大しておけば利益はそれについてきた。がむしゃらに働くほど儲けも出ていた時代。

 

平成になると少子高齢化が顕著になり経済成長がストップし、どんなに頑張っても売り上げは伸びないようになる。業績悪化で企業の倒産が相次いだ。売上至上主義から集中と選択が叫ばれ、経営者はリストラに走った。令和になると身の丈経営になり、無理をしない経営に変わる。

 

企業の平均寿命は昭和の時代には30年と云われていたが平成になると23年になり短くなっている。令和ではもっと短くなると思うが、少子高齢化になり頑張れば何とかなるからITを駆使してビジネスを展開しなければ儲からない時代へと変化した。体育会系の企業はブラック企業と呼ばれ、怒鳴る管理職はパワハラだと嫌われる時代になった。

 

無理しても稼ぐことはいいことだ!から余暇も楽しむためにそこそこ生活できればいいじゃないですか!に価値観は変わった。一流企業に就職しても出世街道を歩めるわけでもなく、むしろ役職定年、出向、移動、ノルマなど厳しい状況に耐えて心を病むより、転職して収入が減っても余暇を楽しめる時間を持てるようにしたいと思う人が増えている。

 

 

« »