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店舗の会員カードがなくなる

 

財布の中は現金やお札より、クレジットカードや各店舗の会員カードでいっぱい。カードがありすぎてカード入れを持ち歩くようになった。財布はポケットに入らないほど膨れ上がり、カバンを持ち歩かなければならない。お買い物をするとき、割り引いてくれたりポイントがたまったりするので会員カードは持ち歩くようになる。

 

しかし、最近は裁縫店でも紙製の会員カードがスマートフォンのアプリになってアプリを使えば割引になっている。コーヒーショップでも無印良品でもユニクロでも…各店舗は会員カードからスマートフォンのアプリに変えている。アプリにすれば宣伝広告やクーポンはすぐにタダで告知できるからだ。

 

メールで売り出しなどをお知らせしても見てくれないことがあるが、アプリだと初期画面にいきなり表示できるので見てくださる確率は高い。会員カードよりもお店のホームページよりもスマートフォンアプリの方がダントツに宣伝広告費を抑えて、しかも効率よくお知らせできる。

 

クレジットカードはアマゾンペイやアップルペイなどスマートフォンのアプリを使って決済ができるようになったのでクレジットカードを持ち歩かなくてもよくなった。しかも、こうした支払いをすれば数パーセントのポイントがたまる。おかげで、現金もほとんど持ち歩かなくてもよくなった。つまり、あれほど膨らんでいた財布が必要なくなってきている。

 

財布を持ち歩いて現金支払いをしているのは世界でも珍しい状態。日本は、世界から見れば20年ほど昔を懐かしむテーマパークのような状態。海外の観光客が日本に来て、現金支払いをし、狭小住宅に住み、小さな家具に驚き、狭い道路や路地が多いのに驚き、ボロボロの建物が立ち並ぶ商店街に驚き、番台のある銭湯に驚き、素手で握る寿司に驚き、公衆電話に驚く。

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