スマホでの支払いが主流になる
2019年10月から始まる消費税10%の導入について、政府は資本金1億円未満の中小企業から物やサービスを購入したとき、電子支払いなら2%のポイントをつけようと考えている。本来なら10%の消費税を徴収するところだが、2%の還元を行ってでも電子決済を導入しようとしている。
現金支払いをすれば損をすることになるが、すでに銀行窓口や駅の窓口、店舗での現金振り込みや支払いなどで損をする時代になっている。クレジットカードやQRコードの読み取りなどによる電子支払いをすれば安い時代になっている。いちばん損をしているのは財布から現金を出して支払っている人になる。
こうした流れは世界的で日本はむしろ非常に遅れている。脱税できなくなるし、日々レジでの現金とレシートの合わせ作業がなくなる。経理処理も軽減され、日銀も紙幣を大量に発行する手間が省ける。現金を持っている人はブラックマネーで帳簿に載せられない人用になるのかもしれない。
コンビニなどで使われている電子決済は、楽天エディ、スイカ、イコカなどのスマホ決済で、今後は、楽天ペイ、アマゾンペイ、アップルペイなど、QRコードを読み取って決済できるアプリが主流になると思われている。すでに海外では、現金支払いお断りというお店も出ている。
そうなると、ご高齢の方はこうした電子決済の使い方を学ぶ必要が出てくる。とりあえず、スマホを購入して使い方に慣れてからスマホ決済に挑戦するようになるだろう。ご高齢者にスマホは必需品になっていくと思われる。残念ながら、「いつもニコニコ現金払い」が過去のものになろうとしている。