仕事の仕方が変わる
戦後すぐの昭和20年代、書類はすべて手書きで、計算はそろばん、鼻紙で紙糸を作って書類をパンチングで穴をあけて通し整理していた。その後、電卓が発明されてそろばんはなくなった。パンチングされた書類の整理用ハードクリアファイルも販売されて紙糸を作る手間もなくなった。
コピー機がない時代は、ガリ版刷り(シルクスクリーン印刷)をしていた。ワープロが導入されて仕事はオフィスオートメーションの時代になったと言われるようになった。パソコンが導入されるようになるとペーパレスの時代ですと言われた。書類の山だった事務所がすっかり綺麗になった。
仕事ができるようにそろばんを習った時代から電卓になり、コピー操作を習い、ワープロを習い、パソコンを習い、今ではタブレットやスマートフォンを習う時代になった。便利な機器がドンドン事務所に導入されたが、人々はその操作を習得して仕事をしている。AIやロボットが導入されても同じこと。
インターネットが普及すると会社に行かなくても仕事ができるようになった。都会に出ていかなくても、世界中にビジネスができるようになった。大企業に就職しなくても高収入を得ることが出来るようになった。ICTが仕事の仕方を根底から変え始めている。パソコン1台を持った人がたったひとりで世界を変えるビジネスを始めている。
皆がスマートフォンでつながっている時代、それを利用して皆がお互いに助け合って分け合って豊かな生活を過ごせるようなビジネスがたった一人の若者のアイデアで生まれて、たった10年ほどの間に世界中に広がり大企業へと変貌している。アイデアをビジネスに変えた若者が脚光を浴びる時代になった。