従来のマーケティングは、年齢別、性別、購入価格別、所得別などに分類して、それぞれの傾向を分析検証して販売に役立てようとするものですが、ネット販売するようになり、より多くのデータが集められるようになると、ひとりの顧客のその時その場でのタイムリーなマーケティングが可能になります。

 

ビッグデータを、AI（人工知能）を使って分類検証して、今いる場所で、今必要としているモノを、すべてプログラムで判断して自動提案営業できるようになりました。チョッと検索すると、サイトに現れるバナー広告は、さっき検索した商品だったり、それに近い商品だったりします。

 

アマゾンなどで購入したり検索したりすると、メールでお知らせしてくれます。また、アマゾンプライムの会員になると、多くの特典が付いてきます。お買い物だけでなく、映画やテレビ番組までもが無料で視聴できます。お客様の囲い込みは、DMや電話営業、訪問からスマホのアプリやパソコンのメールを使ったものに変わってきています。

 

少し前まで、パソコンのホームページでの販売における分析検証がWEBマーケティングの主流でしたが、今ではスマートフォンでの販売サイトやアプリの分析検証がWEBマーケティングのメインになっています。スマートフォンはいつも持ち歩いているだけにスマートフォンを使って購入する人がパソコンよりも多いのです。

 

例えば、スターバックスのアプリをスマートフォンに入れていると、今いる場所から近くのショップを表示してくれますし、どんな新製品があるのかもわかります。そのショップまで歩行者ナビで案内してくれますし、ショップに行って支払いは、そのアプリで済ませることができますがパソコンでは無理です。