経営コンサルタントの方は、素晴らしいお話をしてくださるしルックスも良いしオシャレで都会的。経営に関する情報も豊富で、世の中は、こう変化しているので企業経営は、こうしなければならないとアドバイスしてくださる。高額なコンサルタント料を支払ってでも惜しくないと思う経営者も多い。

 

経営コンサルタントの方も、自分は教えている経営者よりも能力が高いと思い、自分が経営すれば、もっと素晴らしい業績を出せるだろうと自信満々。それが高じて起業する方もいるが、僕の知る限りたった一人を除いて他の方は倒産、または廃業している。実際の経営は理屈道理にはいかない。

 

経営コンサルタントの方は、起業しても社員教育や研修に力点を置いている。彼らを研修さえすれば業績は良くなるはずだと思うが、従業員は社員教育や研修よりもいっしょに汗水たらして働いてくれるのかどうかで判断する。仕事は従業員任せで、自分は会社に出てこないで法人会や政治塾で忙しくしている。

 

業績が思わしくないと更に社員教育や研修をするが、自分の働く姿勢は変わらない。これでは従業員が社長のために頑張ろうと思ってくださらない。企業経営は理屈ではなく、実践論。授業員やお客様の心を掴んで魅了するよう努力できるかで業績は決まる。それができないようでは、業績は良くならない。