キレる高齢者
傷害や窃盗、暴行などの犯罪で、高齢者の犯罪率が目立って増加している。それは高齢者の増加率を上回る。先日、クラフト道具を購入しにお店に行くと、購入した商品(既に使用済み、領収書なし)の交換に応じてくれないと大声で若い店員に怒鳴っていたご老人がいた。
孤独が原因、体調不良が原因、家族関係が壊れていることが原因だとかいろいろと言われている。何かと説教したがるおじさんや自慢話ばかりしているおじさん、チョッとしたことですぐにキレて機嫌を損ねるおじさんなど、この田舎町にもいる。周りの人はできるだけ避けるようにしている。
こうしたキレる人は自分が正しいと周りの人に言いたがる。自分がどんなに他人に迷惑行為をしているとしても反省の色はない。あなたの行いは他人迷惑で常識外れだと言えば、何をされるかわからない。孤立した生き方なので、余計に感情的になるのだろう。
そのワガママぶりに驚くばかり。自分が感じたことはすべて正しく、そうだろうと相手が頷くまで言い張る。価値観の多様性や他人の意見を尊重するということがない。いろいろな人の価値観や多様性を受け入れては如何でしょうかとアドバイスしても聞く耳を持たず、反対にやり込められてしまう。
僕はこうした人に会うと、自分はこうならないように教えてくださっているのだと思うようにして、自分の感情を出さないようにしている。還暦を過ぎると周りの人の多くは、自分よりも年下。年長者に敬意を払えと偉そうにするのではなく、若者に未来を託す老人として感謝するようにしている。