住みにくいマンションの間取り
もっとも多くみられる3LDKの間取りです。廊下に面してベッドルームが2部屋ありますが、窓を開けていると廊下を歩いている人から丸見えになりますから窓やカーテンは閉めたままになります。つまり、換気は悪く、歩いている人の音はするし、話し声は丸聞こえ、音楽を聴けば廊下に音が流れる設計になっています。
バルコニーに面してベッドルームがありますが、これもまた間仕切り程度で寝室としてはプライベートが確保されずに使い勝手が悪い設計になっています。不動産を購入するときは間取りに注意してください。安くするには、こういう間取りが一番ですが、使い勝手の悪い見本のような間取りです。
バルコニーは、幅が狭くタバコを吸うか洗濯物を干す程度の広さしかありません。セントラルヒーティングのマンションではない限りエアコンの室外機を設置する場所としてバルコニーが使われるので、二人で夜景を見ながら椅子やテーブルを置いてビール飲むなどは無理な話です。
高級マンションの間取りでは、廊下に窓は配置せず、バルコニーに窓を配置しています。プライバシーが守られて、窓を開放して景色も楽しめますし、換気もできますし、廊下を歩く人の気配を感じなくて済みます。賃貸であれば我慢もできますが、終の棲家となれば、考えものです。