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おまえら如きに何がわかる

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自分が相手より上だと思っているとき、相手の言葉が気に食わないときに出る言葉だろうし、それが怒りとなって態度にも表れてくる。社長であれば平社員から指摘されたとき、下請会社から指摘されたたとき、上司が部下から指摘されたとき、親が子供から指摘されたとき、先生が生徒から指摘されたとき…。

 

目下の者が目上の者に指摘するということはかなり度胸がいることで、感情的になるのは目に見えているのに、あえてそんなリスクを冒してまでも指摘するということは、かなり自分は反省すべきことがあると思えば、自信の成長になるが、反発して感情的になり怒鳴ったり、より傲慢な態度を見せたりするようになれば自分を腐らせるばかり。

 

僕は、これまでに自分の部下から的外れな指摘を受けたこともあるし、虐めにもあったことがあるし、理不尽な要求を突き付けられたこともあった。適当にあしらわれることもあったが、それでも真正面からそれを受け止めて反省し挑戦してきた。バカ正直だと思われてもやってきたが、それが結果として良い方向に向いてくる。

 

自分の感情を押し殺さなければならないこともたくさんあったが、それを我慢して笑顔で乗り越えてきたからこそ今の自分があると思う。やられたらやりかえすような態度は、僕にはできなかった。いつもヘラヘラ笑って、頑張ってやっている自分しかなかったが、それでいいのだと思う。

 

自分の気分を害しても、相手に悟られなければわからない。多くの場合、気分を害していると感情的に表現するが、それが良い結果をもたらすことがなかなかない。それなら、自分の感情をよくよく考えて、相手の非を諭すよりも、その場をやり過ごすか、相手に調子を合わせるかして自分のハートをより強くする方がまし。

 

僕は経営者なので、働いてくださる人々に給与を支払うため、損得勘定をしなければならない。自分の感情をぶつけるのと抑えるのとでは、どちらがより儲かるのかを考えて行動しなければならない立場にある。より責任ある役職に就くとはそういうことだろうと思う。経験から言うと、我慢するほど会社は儲かる。

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