仕事をしているとどこまでの赤字なら許せるのかという判断は毎日のようにしなければならない。会社が大きくなれば、赤字部門も出てくるが、いつまでも放置することもできない。その決断は、会社のトップである社長が最終的には全責任を負うことになる。意思決定の遅れは倒産につながるだけにリスク回避のためにも必要だが非難される。

 

株や不動産投資の世界でも、損切りせずに放置していればドンドン損失が膨らんでいく。どこかで決定しなければならないが、その決断を証券会社や不動産会社に任せるととんでもなく損失が膨らんでいく。自分でしっかり決断する勇気がなければ、自分の資産をすべてなくすところまで、証券会社や不動産会社の営業マンに引っ張られるだろう。

 

いつも金品やモノをおねだりして、甘えるのが上手で綺麗な女性と付き合っていると、どこかで縁を切りたいと思うようになるが、甘えられるとついつい付き合ってしまいズルズルと財産を吸い取られるまで付き合い捨てられるという話しもある。バカなのは損切りできない男性で、金品を吸い取った女性ではない。

 

僕の人生は失敗することが多く損切り型で、投資も恋愛も仕事も、いつも大きな損失を出してはこれも授業料だと思って諦めている。大きな損失であっても、さっさと損切りして次の道を歩むようにしなければむしゃくしゃするばかり。人生は一度だけで限られた時間しかないのだから、損切りは未練なくさっさとやって気持ちを切り替える。