学習塾、予備校など教育産業での最大の販売商品は講師です。講師の講義が楽しいか？わかりやすいのか？うんちくに富んでいるのか？魅力的で人気のある講師は、どの教室でも満席となります。学生は、どの先生の講義が楽しいのかを判断して、その学習塾や予備校を選択し購入＝入学します。

 

先生は、比較検討される販売商品であり、先生役の方に魅力がなければ生徒は入会しませんし、入会してもすぐに飽きられて辞めていかれます。福沢諭吉、吉田松陰、クラーク博士など魅力ある先生は、生徒に知識を与えるだけでなく、生徒の生き方そのものを変える魅力を持っています。

 

後世に語り継がれる魅力ある商品（先生）であるかどうかが、人気講師には求められています。単純に造詣が深いだけでは講義の人気講師にはなれないのです。こうした魅力ある講師を積極的に宣伝して集客している塾や予備校は伸びていますが、講師陣を自慢できない塾や予備校は衰退しています。

 

先生の次は、生徒を評価しており、優秀な生徒が集まっているのかどうか？進学や就職実績を重視してみています。生徒の態度が悪い、生徒にヤル気が観られない、などといった評判があると、どんなに宣伝しても生徒は集まらない。生徒を如何にして指導育成するのかはやはり先生の腕の見せ所なので、結局、先生によって教室の評価は決まります。