このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

言いにくいことは話してくれない

IMG_8900

別れ話をするときに初めて、相手の何が嫌だったのかを話すように、会社でも嫌なことがあると働いている時は我慢して、辞めるときや辞めてから何が嫌だったのかを話してくれるようになる。相手の嫌なことは我慢しているのですが、よほど注意しなければ相手が嫌がっていることに気が付かないもの。

 

自分は良かれと思ってやっていることでも、相手が嫌がっていることに気が付かないでやっていることに来賓を集めた社員総会がある。社長さんは、法人会などで知り合った社長さんを呼んで総会を企画するが、それはゲストのためになりがちで、社員が心から喜ぶものではなくなる恐れがある。

 

壇上で、ダンスをしたり、発表会をしたり、行進したりと、社員さんは総会前に集合して何度も練習するが、それは自分たちのためではなくゲストの社長さんにお見せするためだと思うようになる。そうなれば、何のための社員総会なのかがわからなくなり、総会後、社長に不満を持ち退職する社員が出てくるようになる。そのことを注意すれば、注意した人は憎まれるだろう。

 

注意しなければ会社で働いてくださる方が辞めていくが、そのことに気が付かない。ゲストの社長さんは、招待してくれた経営者を「さすがですね!当社も見習いたいです。」と褒めてくれるので、益々ヤル気になる。褒めてくださる社長さんが増えるのと反比例するかのように業績は下降する。僕は注意したことがあるが憎まれるだけだったので、その後は何も言わないようにしている。

« »