甘えばかりじゃつまんない
僕は貧乏な家庭だったので、幼い頃から新聞配達やアルバイトで収入を得てきたが、その収入はわずかなものだった。他人から頼まれることをしてあげると、そのときはよい収入になったが続かなかった。そこで自分でモノを作り販売することで、より収入を増やすことができた。技術を身につけると更に収入は良くなるので、建築設計を目指した。
貧乏から脱出するには働いて収入を得るのがいちばんだし、より高収入を求めるなら手に職を付けるか技術を身につけるかしなければならない。貧乏なのは国家のせいだと、誰もが国家に頼っていれば、国家は破たんする。頼るばかりでは自分自身の心も破たんする。豊かな生活をおくるためには、より高度な知識が求められる。
商店街を観ても、数十年前から変わらないビジネスモデルで商売をしているお店は儲かっていない。繁盛しているお店は、必ず繁盛するために必死になって努力している。その努力の分だけお店は繁盛し、多くの店員が働き、生活の糧を手にすることができている。より高い技術を身につけるため、お店の方は誰もが躊躇することに積極果敢に挑戦している。
地元には、廃校を利用した施設があり、カフェやレストランも併設されているが、観光客は見学するだけで食事はしない。プロの料理人が自営していれば覚悟して調理を研究するだろうが雇われているだけの主婦の方ばかりでは家庭料理になり、観光客は食べようと思ってくださらない。努力しなくても給与はいただけるので、主婦の料理人もお客様の声を聞こうとしない。