戦後70年 沖縄の基地
沖縄は大人気の観光地で、サンゴ礁に囲まれた青く澄んだ海は、それだけで観光として成り立ち、海山共に素晴らしい自然が楽しめる場所です。食材はおいしいし、沖縄料理は健康的で美味しいし、沖縄民謡は耳に心地よいし、人々は優しい。
ただ、沖縄県の10%、本島の20%近くが米軍基地として使われており、高速道路を走っていると米軍基地が多いのに驚きます。この沖縄が基地の移転で揺れており、内地に住む者として平和を願う沖縄の人々の思いに心が痛みます。
普天間基地は、住宅密集地のど真ん中にあるので、日本に返還してもらい、辺野古の米軍基地の沖合を埋め立てて基地として利用してもらおうとしていますが、新たに埋め立てるのではなく、今ある基地内の土地を利用してもらうのはどうでしょう。
あれほど莫大な土地を米軍基地として占有し、利用せずに放置している基地内の土地もたくさんあります。不発弾があるとか危険だとか言っても、日本に返還されれば処理しなければならないのですから、今やっても埋め立てよりはましだと思えます。
沖縄にある米軍基地の土地をキチンと効率よく利用すれば、新たに埋め立てしなくても充分普天間基地を失くすことができます。山を切り開いた空港は、和歌山県の白浜空港もありますから、工事自体はそんなに難しいものではありません。