家庭料理の基本 №7 野菜炒め
自炊をしていると、冷蔵庫には余り物の野菜や肉が出てきます。これを一気になくすのが野菜炒めですし、もっとも安い料理は、1パック39円などで特売されているもやしを買ってきて、簡単にできるもやし炒めです。もやしをフライパンに入れて、出汁(水でもOK)、料理酒、醤油を1対1対1、生姜(しょうが)をすって入れ、塩をひとつまみ入れるだけです。
冷蔵庫に余った野菜なども同じ要領で野菜炒めにすることができます。サラダ用のレタスも野菜炒めにすると美味しいです。牛肉、豚肉、鶏肉などが余っていればニンニクと生姜(しょうが)を細かく切って、いっしょにフライパンに入れて、ごま油に生姜とニンニクの香りをうつしてから、肉を最初に炒めてから野菜を足して炒めると美味しくいただけます。
キャベツ、ニンジン、ごぼう、きゅうり、なす、白菜、玉ねぎ、ねぎ、にら・・・じゃがいもやサツマイモ以外は何でもOKです。コンニャクを入れても大丈夫です。肉も余り物があれば、混ぜてしまって食べても、ニンニクと生姜(しょうが)が入っていれば味しいです。パンチの効いた味が好きなら、豆板醤(トウバンジャン)や七味唐辛子、たかのつめ、のどれかを入れてください。
とろみが好きな方は、水と片栗粉を混ぜておき(水溶き片栗粉)野菜炒めの最後に、これを少しずつ入れながら炊きます。とろみがついてきたら出来上がりです。八宝菜の作り方と同じです。豆板醤や七味唐辛子の代りに、お味噌を入れても美味しい野菜炒めができます。お味噌はカレーなどへの隠し味にもできます。
野菜炒めの素や八宝菜の素など、化学調味料を使っているものを使っている方は多いですが、これが健康にはよくありません。レトルト食品には、野菜を足すだけでOKという便利なものがたくさん売られていますが、一般台所にあるモノと違っている化学調味料や保存料などが満載です。これでは、できあいのお総菜と変わりなく、健康的な家庭料理はできません。