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自分の感情をコントロールする

1962年 10歳

喜怒哀楽は人生の楽しい思い出になっていく。素晴らしく楽しかった時間や仲間、苛められていた頃の辛い思い、愛する人との出会いと楽しい時間・・・どんなに素晴らしい時間だろうとどんなに辛い時間であろうと、過ぎ去っていけばそれもまた楽しいと思える思い出になっていく。死期が近くなるとすべてを許せるようになる。

 

思い込みが激しく人を傷つけていた自分、愚痴ばかり言っていた自分、落ち込んでばかりいた自分、怒りに身を任せていた自分、恋人に頼るばかりで何もしてあげなかった自分、勉強することを忘れてブラブラと無駄な時間を過ごしているだけの自分、遊んでばかりで家族に心配ばかりかけていた自分、反抗的ですぐにキレていた自分・・・。

 

自分はもうすぐ死ぬだろうと感じたときに、太陽はとても輝いていることを知り、月は毎日人を優しく観ていることを知り、青空はあんなにも透き通るような青だったのかと感激し、憎んでいた人を許せるようになり、苛められ泣かされた人でさえ許せるようになり、あまつさえ、いっしょに過ごせたことに感謝するようになる。

 

この時代、この場所、この人たちとの出会いも、たくさんの笑顔や涙も腹立ちも、全ては過ぎ去っていく。宇宙は、すべてのものに限りある命を与えている。他人を恨んだり、憎んだり、怒るよりは、いつも笑顔で受け入れて、まだまだ自分の心にゆとりが持てるように生きてみよう。この世に生を受けて生きていられる時間は腐らず泣かず笑顔で楽しく過ごそう。

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