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信じるモノによって人の行動は変わる

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ある宗教の指導者は、自分たちの信じる宗教が信じられない人は生きている間は地獄に落ちるが、死んで生まれ変われば自分たちの宗教を信じて天国に行けるチャンスがあると教える。つまり、異教徒は早く殺してあげることが良い行いだと説くことで、殺人を正当化している。

 

また、ある宗教の指導者は、異教徒を殺すことで自分が死んでも、邪悪な教義に支配されている人々を殺害するのだから、神様がとても喜んでくださり、天国で美人に囲まれて暮らすことができると教える。こうした考えを、本当に信じ込んでしまい、殺戮行為を積極的に行うようになる。

 

宗教はどれが正しくて、どれが正しくないと判断しがたい。また、同じ神を信じる宗教でも宗派が違えば、殺し合いも辞さないほど憎しみ合う。同じ宗教を信じる信徒同志は連帯していても、違う宗派は受け入れようとしない。その宗教の神様は、こうした現状を観れば嘆くのではないだろうか。

 

こうした考え方が、一方的だと判断するには、異教徒も同じ考えを持てば、双方で殺し合いになるしかないことを思えば理解できるかもしれない。一方にとって都合の良い考えは、他方にとってはとても迷惑な考えになる。異教徒は殺戮の対象ではなく、信じるモノが違っていても受け入れるべき対象。

如何なる理由があろうとも、人が人を殺すことを正当化してはいけない。

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