FCに加盟している社長の仕事
FCに加盟していない会社の社長は、独自のビジネスモデルを構築して実践していかなければならないが、FCに加盟している会社の社長は、ビジネスモデルはFC本部からもらえるので、如何にそれを活用するかにかかっている。つまり、自分オリジナルなものを作る必要はなく、与えられた商品を自社で如何に販売管理するかが課題となる。
FCのビジネスモデルを活用して、自分オリジナルな商品を開発して販売し、FC本部のパッケージと全く違うやり方を行って儲けるようになると、それはFC本部からみれば、当社の看板で商売するものではないとFC契約を解除されても仕方がない。他のFCに加盟している方々の利益を守るためには必要なこととなる。
例えば、ラーメン店の店主が儲からなくなって、人気のラーメン店のFCに加盟して研修を受ける。研修中は驚きもあり新鮮でもあり、まじめに研修を受けるが、いざ、加盟してオープンすると、今までの自分オリジナルな味を再現したくなる。まったく違うラーメンをFCの商品ラインに加えて提供するようになり、本部SVがそれを知れば契約解除になるのは当然。
FCに加盟していれば、FCの商品をよく知り、商品知識を深め、その商品を広めることに集中してくださればよいのだが、中途半端に料理人のプライドがあるだけに、自分の調理に自信を持っている。しかし、それで儲からなかったのだということに深い反省はない。こうした料理人はFCパッケージには反抗的で懐疑的で儲けることが下手である。