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人の価値は学歴や財産で決まらない

 

僕たちは東大教授や医大の先生などと聞くととんでもない偉いさんだと尊敬するし、一代で起業して大成功した経営者と聞けばうらやましいと思う。先祖代々の大地主で所有するマンションやオフィスビルの賃貸料で何不自由なく暮らしていると聞けば、どうして自分の祖先は土地を持っていなかったのだろうと悔しがる。

 

それだけで人の価値は決まるものではなく、貧乏なのに家族の為に必死になって働いている人の方がはるかに価値ある人だと思うことがある。安月給なのに文句も言わず、ただひたすらに自分の仕事に打ち込んでいる人を見て尊敬することもある。障害を抱えても努力してパラリンピックで競技している人を見て勇気をいただくこともある。

 

僕の母は、働いている職場で若年の女性から苛められても、早朝から出社していつもビルの清掃をしている姿を見て感動したこともある。新聞配達をしていた僕は、たまに母親の手伝いをしたが、それはそんな母親を見て感動したからだ。体力のない人が、頑張って運動している姿を見て勇気をもらうのと同じこと。

 

自分はカッコ悪いし、何のとりえもないと思っていても、ただ少し頑張るだけで、それが例え失敗して、転んでも、それを観ている人は蔑むどころか立派だと思っていることを忘れてはいけない。何もせずにいる人より、贅沢自慢している人より、学歴のある人より、あなたの方が素敵だと思うのだから。

 

 

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