国防は外交だけに頼れるの?
ロシアはアメリカや中国のトップの言うことには耳を傾けるが、ウクライナや日本の言うことには耳をかさない。その違いは、アメリカ、中国、ロシアは核兵器を保有する強大な軍事力を保有しているから。まるで、やくざの縄張り争いのように軍事力の強い相手には注目する。子供の苛めでも同じことで、体力のある人に向かって苛めをする人はいない。
古今東西 平和を守るためには、囲いを作り、城を作り、防壁を作り、兵器を作り続けてきた。平和条約を結んでも、不可侵条約を結んでも、ただの紙切れにしかすぎないと堂々と宣言して、侵略戦争を起こしていることが現在でも続いている。ドイツが旧ソビエト連邦に攻め込んだ時も、ロシアがウクライナに攻め込んだ時も宣戦布告はなかった。
アメリカはこれまで基地を置いていた各国に、自国防衛は自国で行うように言っている。日本はアメリカの核の傘にあるので、ある程度の威嚇が出来ているが、今後はそうしたことが期待できないということになれば、日本は自国防衛を真剣に考える必要がある。外交によって平和を維持するなら、外交で圧力をかけられる軍備も必要になるだろう。
1920年代、加藤友三郎(海軍大将・元首相)が海軍省宛に伝えた言葉に、「武力は外交によって戦争を避けるために使うべきだ」と話しています。それから100年、今でもその言葉が現実味を帯びているのは、国際政治の信頼がないからなのだろう。残念ながら、軍備(軍隊)は戦うためにあるのではなく、平和外交するためにあるのも現実。


