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誰もがスーパーマンになれるわけではない

 

子供の頃は、テレビに出てくる有名人に憧れて、自分もああなりたいと思ったものだ。野球をすれば長嶋に憧れ、相撲をすれば大鵬に憧れ、学校に行けば有名タレントや歌手に憧れる。しかし、中学、高校と進むにつれてそうした人物にはなれないと気が付くようになる。

 

学校の成績も自慢できるほどではない。運動神経も普通以下。コネもないごく普通の学生は、就職するにも難儀する。財産がある子供でもなく、家業を継げば生活できるあてもない。中小零細企業に就職して、先輩たちにしごかれながら仕事をする日々が続く。

 

僕の場合、それが突然の出来事で仕事を辞めざるを得ず、巨額の返済に追われるようになる。再就職しても返済金額には遠く及ばず、人生で初めて途方に暮れる。死んだ方がましだと思いながらも、死ぬ勇気さえなかった。知り合いから魚の行商を勧められてすがる思いで始めた。

 

必死で売り歩いても、どんなにたくさん稼いでも返済に追われる日々が10年も続いた。親からは勘当され、銀行からは街金融で借りて返済しろと脅され、もう終わりかと思った。死にもの狂いであがいていると、アパレルの行商に販路を見つけて生き返った。

 

もがいているうちに身につけた処世術が自分を押し上げていく。人を見る目も、説得する術も頼るべき人も見つけることができた。自分に足りないものは、補ってくれる人を探せばよい。問題は、その人を魅了できる魅力が自分にあるかどうか?それで人生は変わる。

 

才能や人脈やコネではない。その人の人柄が、その人の人生を決める。多くの人から慕われるには、多くの人に貢献できる人柄を持つことだ。多くの人の幸せを創れる人は、多くの人から自分の幸せを創っていただけるようになる。

 

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