このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

社員が辞めるのは会社に魅力がないから

DSC00329 (640x427)

別れ話を持ち出されると、途端に狼狽して取り乱す。別れないでくれと懇願し、必死になるほど相手は離れていく。その理由は、相手に魅力がなくなったからで、狼狽して懇願しても魅力を増している姿には見えない。むしろ、狼狽するほど別れたいと思わせるだけだろう。

 

僕は、こんな経験を何度かしているモテない君で、二度の離婚の申し出も妻の方からだったが、無理して相手を止めることはしないし狼狽もしない。さすがに落ち込むがその姿は相手には見せない。自分に魅力がないからで、止めようがないと諦め、男を磨こうと努力する。

 

社員が会社を辞めていくのも会社に魅力がないからで、どんなに引き止めたって同じことだと僕は思っているので引き止めはしない。むしろ、自分が社長として至らぬことがあるのだと反省して、より魅力のある会社にしようと努力目標を見つけるようにしている。

 

何年かして、別れた妻が戻りたいと言ってくださったり、別れた恋人がもう一度付き合いたいと言ってくださったり、そうしたときは自分が魅力的になったのだろうと素直に嬉しくなる。退職した社員が戻ってきたいと言ってくださるときも同じように感謝する。

 

如何なる時にも平常心を失わず、反省し成長すべきことを見つめて、例えひとりになっても努力する。自分に見切りをつけた人に対して笑顔でさようなら、ありがとうと言える人でなければ自己鍛錬はできない。フーテンの寅さんではないが、「顔で笑って、心で泣いて」なのだ。

 

« »